~構造設計者こーじの構造解説blog~

一級建築士の構造解説・過去問解説を行っています。某組織設計事務所9年→構造設計事務所。10年目。

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2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

1-3 断面の応力と変形 1-3-2 軸方向応力と変形 ~弾性と塑性~

ここでは、力が作用している部材の断面上に生じる応力度(=単位面積当たりの応力)について解説していきます。 軸方向応力 下図に示すように棒がで引っ張られると、棒の断面には引張力(軸方向力)が発生します。この場合、この軸方向力は棒の断面に垂直方…

一級製図試験での基礎形式ってべた基礎?布基礎?独立基礎?…検証してみました!

今回は、一級建築士の製図試験で気になることのひとつ 「基礎形式ってどうすればいいの?…べた基礎?布基礎?独立基礎?」 ってことで、簡単に検証してみます。 建物規模は令和元年度試験の「美術館」で設定された地上3階で考えます。 ・荷重設定 実際はちゃ…

基礎構造の違い 直接基礎と杭基礎

基礎構造とは、その名の通り、上部建物を支持するための構造です。上部構造から伝達される力が基礎構造へ伝わり、最終的に地盤まで伝達されます。つまり、「固い地盤で建物を支持する」必要があります。 建物を支持する形式としては、大きく「直接基礎」と「…

令和2年一級建築士製図試験「高齢者介護施設」について ~構造的観点~

令和2年7月22日に令和2年一級建築士試験「設計製図の試験」の課題発表がありましたね! 「高齢者介護施設」 ざっくりした課題テーマだな~という印象ですが、 どんな用途であっても根本的なことは一緒なので、 製図試験を受ける方々、これから大変ですが頑張…

2020年度の学科試験を終えて ~教える側となって感じたこと~

2020年7月12日の一級建築士学科試験を受験した皆様、お疲れ様です! 結果が出た方、出なかった方色々だと思いますが、 この一年間頑張ってきたことは無駄ではないので、 この経験は次のステップに生きると思います。 さて、2020年度の学科試験において、 今…