~構造設計者こーじの構造解説blog~

一級建築士の構造解説・過去問解説を行っています。某組織設計事務所9年→構造設計事務所。10年目。

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2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

層間変形角とは

ここでは、層間変形角について触れていきます。層間変形角とは、地震などの水平力に対して1層の間で生じる変形角のことです。 ここで、1層の高さとは、床スラブ天端から床スラブ天端までの高さとなります。 層間変形角は、1層の間で生じる変位差(=層間変…

重心と剛心の違いとは?偏心率との関係についても解説

学科試験のの過去問で、 地震時にねじれが生じないようにするため、重心と剛心との距離をできるだけ小さくなるように計画する。 といった設問をみることがあると思います。この設問でポイントとなるのが、重心と剛心の関係になります。 重心と剛心が近い方が…

構造専門用語 -検索の窓-

ここでは、一級建築士の構造専門用語や実務でよく使われる用語について 検索できるようになっています。 専門用語ってどうしても難しいので、 一般の人にもなるべく分かりやすいように解説していきます(^-^)/ 専門用語一覧 <あ> ・SS材(えすえすざい) ・…

1-3 断面の応力と変形 1-3-1 応力と応力度

ここでは、混乱しやすい応力と応力度の違いについて解説していきます。 応力とは? 応力とは、外力によって部材の内部に生じる力のことです。 部材に力が作用すると部材には応力が発生します。応力の種類は、曲げモーメント・せん断力・軸力の3つとなります…