~構造設計者こーじの構造解説blog~

一級建築士の構造解説・過去問解説を行っています。某組織設計事務所9年→構造設計事務所。10年目。

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構造設計は楽しく!!能動的に!!

ちょっと最近感じたことを…

先日、会社の先輩と帰ってる途中で話した内容で、

とても考えさせられることがあった。

 

「最近の若手のみんなって構造設計を楽しいって思って

仕事してるのかな…」

「構造設計やりたいって思って会社に入ったのに、

あんまり楽しそうにやってないし、

とても辛そうな顔してる時もあるし…」

「この仕事って楽しくやらないとただの苦痛でしかないし、

そんなに辛いなら辞めた方がいいんじゃないって思っちゃうこと

見てるとあるんだよね。」

 

その先輩は、私も含めて若手3人の仕事の面倒を

見てくれている。

入社からの年数は、私は丸5年、

他の2人、Aさんは丸4年でBさんは丸3年。

 

私自身は去年くらいからようやく構造設計の仕事が

心から楽しいと思えるようになってきたし、

多分それは5年だけだけど色んな経験をしてきた上で、

少しずつ自信がついてきたのも大きいと思う。

 

ただ、他の2人について…

 

Aさんは、基本的にはけっこう明るいタイプの人だが、

あんまり設計には興味がないというか

クリエイティブな思考が足りないようなイメージ。

端的に言うと、設計者的な思考が足りない。

言われたことはやるけれどそれが

どういう意味なのかってところまで理解してない感じかな。

 

もうひとりのBさんは、

大人しく、言葉が少ないタイプの人。

真面目な性格で仕事にも向き合っているけど、

ちょっと視野が狭い。

 

そして、2人に共通するのが

 

受動的である

 

ということ。

 

設計っていうのは、

自分で考えて建物を作っていく作業。

 

やっぱり自分からどんどん能動的に

仕事を進めていかないといけない。

ただ言われたことをこなすのでは、

それは設計者とはいわないと思う。

 

確かに、まだまだ経験も浅いから、

分からないことも多い。

でも能動的にならないと、

いつまで経っても独り立ちできないし、

成長しない。

 

そして、何より

楽しくやらないと意味がない。

 

設計の面白さは、

ゼロから建物を自分で考えて作っていくこと。

その過程で色々大変なことが多々あるけど、

最後、建物が竣工したときに、

自分で設計したものが形になるという

達成感?満足感?というか

感慨深いものを感じるところだと思う。

 

そんなことを思う今日この頃でした(^_^;)