~とある若手構造設計者の徒然blog~

とある組織設計事務所に勤めています。9年目。日々勉強、日々精進ですが、これまで色々感じたこと学んだことなどを書いていきます。

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構造一級建築士への道 ~第一回 とりやえず試験の大まかな流れを把握~

平成29年(2017)度に一級建築士を取得してから、4年近くが経とうとしていますが…

来年(2023年)11月に構造一級建築士試験を受けることになるので、それまでの軌跡を書いていこうと思います。

まだ時間があると思うかもしれないけど、早め早めに動くに越したことはないし、家族のこともあるから実際自分の時間は思ったより取れないと思うので…

 

まずは、とりやえず試験の大まかな流れを把握する意味で整理してみました。

 

1.構造一級建築士について

 

構造一級建築士は、平成18年12月の建築士法改正により新しく創設された資格です。

一定規模以上の建築物の構造設計については、構造一級建築士が自ら設計を行うか、構造一級建築士に構造関係規定への法適合確認を受ける必要があります。

 

(この「一定規模以上」とは、建築士法第3条第1項に定める建築物のうち建築基準法第20条第1号、第2号に該当するものです。

例えば…

・木造で高さ13メートルまたは軒高が9メートルを超える建築物

・鉄骨造4階建以上の建築物

・鉄筋コンクリート造で高さが20メートルを超える建築物

などが該当します。)

 

すなわち、商業施設や事務所ビル、病院、学校などは構造設計一級建築士の資格が無いと自分で設計ができないです。

 

2.受験資格

構造設計一級建築士講習の受講資格は、「一級建築士」として5年以上の構造設計の業務経験が必要となります。ただし、業務経験には構造設計の業務のほか、次の業務内容も含まれます。

(1)構造に関する工事監理の業務
(2)建築確認の構造に関する審査及びその補助業務
(3)構造計算適合性判定及びその補助業務

 

※なお、構造に関する工事監理の補助業務及び構造設計の補助業務については、平成25年9月まで携わっていたものは業務経験として認められますが、平成25年10月以降に携わったものは業務経験として認められません。

 

つまり、基本的に自分で担当した構造設計、監理業務や確認申請や構造適判の審査業務、補助業務でないと実務経験にはカウントされない。

構造設計の補助や構造の監理補助はNG。

 

3.資格取得までの流れ

資格取得までの流れとしては、下記の通りとなります。

5月末~7月初旬:申込書の配布
6月初旬~7月初旬:受講申込受付
9月上旬:受講資格審査後、受講票発送
9月中旬~10月初旬:講義
11月初旬:修了考査(試験)
翌年1月中旬~下旬:修了結果発表

 

一級建築士と違うのは、9月中旬~10月初旬に行われる講習講義を受けた上で、11月初旬にある修了考査を受ける必要があるということです。

 

4.講習の種類と修了考査の関係

講習は、大きく2種類の科目あります。

・構造関係規定に関する科目⇒修了考査:法適合確認(3時間)

・建築物の構造に関する科目⇒修了考査:構造設計(3時間)

 

また、修了考査では、それぞれの科目で、

・理由記述付き4肢択一式(10問)
・記述式問題(3問)
の形式で問題が出題されます。

 

4肢択一式については、今年度(令和3年度)から「理由記述付き4肢択一式」へ変更となっています。一級建築士のように、暗記だけでは当然受かることはできないですね。

 

5.出題内容

出題内容については、今年度の案内では下記の通り。これについては過去問を解いていって傾向等を把握していこうと思います。

確か、日建学院のサイトでは、木造、鉄骨、RCは絶対出るとか書いてあったと思う…

 

・法適合確認

構造関係規定上不適切な部分を有する設計図書を提示し不適切な箇所及びその理由を指摘する問題や構造設計の基礎的な知識及び理解力を問うための記述式又は多肢選択式の問題等により、構造設計一級建築士が関与すべき建築物の法適合確認を適切に行う能力を問う。(鉄筋コンクリート造・鉄骨造等の主な構造方法に関し、万遍なく出題する。)

 

・構造設計

計画条件を与えた上で、壁量計算、剛性評価、モデル化、座屈、変形能力など構造設計に関する理解力を問うための記述式の問題や、構造設計者の倫理、建築物に関する荷重・外力、構造力学・解析、構造材料、構造計画、構造計算等の総論、木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造等の各種建築構造の特性、免震・制振、地盤・基礎、非構造部材、防・耐火設計、耐震診断・耐震補強等に関する理解力を問うための記述式又は多肢選択式の問題等により、構造設計一級建築士が関与すべき建築物の設計を適切に行う能力を問う。(鉄筋コンクリート造・鉄骨造等の主な構造方法に関し、万遍なく出題する。)

 

6.合否判定概要

案内では、下記のように書いてあったが、実際の合格点というのはどのくらいなんだろう…このあたりは資格学校の方が詳しいんだろうなあ…

理由記述付き4肢択一式 10 問の評価の合計が一定以上であること、かつ、記述式 3 問について、問題ごとに一定以上の評価が得られ、かつ、理由記述付き4肢択一式及び記述式の評価の合計が一定以上であること。

 

7.受験申込区分
・申込区分Ⅰ 全科目
・申込区分Ⅱ 法適合確認のみ
→過去2回の試験において「構造設計」に合格した場合で、講義及び修了考査のうち、「構造設計」に対応する「建築士の構造に関する科目」の免除を希望する場合の申込区分。
・申込区分Ⅲ 構造設計のみ
→過去2回の試験において「法適合確認」に合格した場合で、講義及び修了考査のうち、「法適合確認」に対応する「構造関係規定に関する科目」の免除を希望する場合の申込区分。

 

基本的に、初回受験の場合は、申込区分Ⅰで良いと思う。

また、片方の科目だけ受かってもう片方がダメだった場合は、受かってる科目については2回までは免除することができる。このあたりは、一級建築士製図試験と同じ感じかな。

 

 

とりやえず、まずは早めに過去問は取り寄せてどんな問題が出るかをみていこうかな。

過去問は、JSCAの方で注文できるから、今週中に頼もうかな。

 

www.jsca.or.jp

 

次は、過去問でどんな問題が出るかについて書いていこうかな。