2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
平成26年の「温浴施設のある道の駅」の沖縄試験及び平成27年の「市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅」において、要点の記述の構造計画において出題された「目標耐震性能」について、これから解説していきます。 というのも、そろそろ出てもおか…
次に片持ち梁の支点反力計算を解説していきます。図1-2-9に示すように、A点を固定端とした片持ち梁に等分布荷重ωが作用した時の支点反力を求めていきます。 ① 支点反力の設定 単純梁の時と同様に、まずは支点反力の設定を行います。図1-2-10に示すようにA点…
ここからは実際に支点の反力計算を行っていきます。まずは、単純梁の支点反力計算について解説していきます。図1-2-3に示すようにA点がピン支持、B点がローラー支持、長さLの梁にA点から2L/3の位置に集中荷重Pが作用した時の支点反力計算を求めていきます。 …
1-1では、「静定力学の基礎」について解説していきました。試験問題では、荷重や部材・支点条件については与えられていますが、実務においては構造計算をする上で最初に荷重や部材・支点について単純な形へ「モデル化」を行います。ここからは、実際に計算を…
(1)架構形式 建物には、様々な架構形式が用いられていますが、一般的にラーメン構造とトラス構造が多く用いられています。構造力学を学ぶ上でもこの2種類の架構形式は基本となる架構形式です。といっても、力学の基本は先ほど説明した「力の釣り合い」なの…
同じ点に2つの違う向きや大きさの力が作用した場合、この2つの力を足し合わせることができますが、単純に足し合わせることはできません。(数学的な用語でいうと、力はベクトルで表されるためです。)2つの力を足し合わせたり(力の合成)、逆に1つの力を2…
構造力学を学ぶ上での基本となる「静定力学」について解説していきます。「静定力学」では、力の釣り合い式で支点の反力や部材の応力を求めることができることができます。まずは、力学を計算する上で必要な知識となる「力の釣り合い」「支点のモデル化」に…