先日、このようなニュースを見て気になったので…
竹中工務店、AIで構造設計 70%業務削減、ベンチャーと提携
2017/11/17 1:31日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23566680W7A111C1TI1000/
今後様々な分野でAIの技術はどんどん取り入れられていくとは思う。
特に、運送業(トラック運送やタクシー)とかはAIが人間の代わりに行うとかよく言われている。
さて、建築の設計業務においてAIの技術を取り入れてどうなっていくのか…
自分も予想しにくい部分はあるけど、一つ思うのは、
結局、「設計」という仕事は最初と最後は人が判断して決定していくものであるということ。
どんなにAIによって便利になったとしても、
最初の計画立案や最後の確認作業というのは絶対に人が携わらなければならないと思う。
自分の仕事である構造設計についても、
確かに業務は大分楽になるとは思うけど、
やっぱり最後の判断は自分でしなければならないと思う。
なにより、元々の法律や基準を結局は人間が作っているということ…
その元の法律や基準がどういった経緯やどの程度の想定をしているのか、
どのくらいの安全率があるのか等、
そういった「理解」の部分が、今後はより大事になっていくと感じる。
ただ計算だけできてもダメだと思うし、(そもそもそういう人は構造「設計」者ではなく構造「計算」者なのだが…)
知識や経験を踏まえて自分の考えている計画をしなければいけないし、
逆にそういうことができない設計者っていうのは残れないのかなとは思う。