溶接とは、金属の断面を何らかの方法で金属を溶かすか、または溶ける程度に熱を加えて部材同士を接続する方法です。
溶接は、大きく分けて「融接」、「圧接」、「ろう接(ろう付け)」の3種類に分けられます。
このうち、「圧接」は接合部分を加熱して高温にしてから圧力を加えながら接合する方法で、鉄筋同士を接合させる(ガス圧接)場合などで用いられます。
また、「ろう接(ろう付け)」は、母材を溶融(溶かす)ことなく母材よりも溶融点の低い溶接材を部材接合面間に付けて接合する方法で、半田付けがこの方法に当たります。
鉄骨構造での溶接は、「融接」に当たります。「融接」は、電極の間にアークを発生させることで溶接棒の芯材または溶接ワイヤを高温に溶かした溶融金属を付けるとともに、溶接個所の母材の一部も溶かして溶接部を一体化させる方法です。